子なし夫婦の勘違い(老後編)

子供のいない夫婦としては、老後が寂しくなるだろうなと感じることがよくある。

逆に子供がいれば、孫の成長を願い、日々幸せに生きていけそうな気がしていた。

しかし実際はどうだろうか。

田舎で暮らしていると高齢者の生活実態がよくわかるが、

子や孫がいることと、日々の暮らしの充実度はあまり関係がなさそうなことが分かってきた。

確かに、成長を願う対象(子や孫)がいること自体、幸福なことかも知れないが、かと言って同じ空間を共有して生活している人は全体の一部だし、

子や孫も一人の人間なのだから、ある種のストレッサーなわけで、必ずしも直接的な幸福には結びつくわけではない(と言うかそういうパターンが多い気がする)。

逆に子のいない一人暮らしの老人でも、積極的になんらかの活動をしている人は、なんとなくイキイキしている。

※活動→浜仕事や畑仕事、公民館の習い事など

つまり、人間はその個体として独立して生きている訳で、子や孫の存在に関わらず、まずは自分自身の日々を積極的に活動していくことが大切なのではないだろうか。

僕ら子なし夫婦は、子供がいれば楽しい老後が過ごせると、ないものねだりで勘違いしていたのかも知れない。

また、子供がいても親と疎遠になり、その死を看取らないケースも最近は散見される。

いかに親が子供を愛していようが、子は親を嫌いかも知れない。

なんなら親子の関係すらコスパが悪いと言って切り捨てる人も、今の日本にはいるかも知れない。

子供がいないことは確かに寂しいけれど、あまり先のことは心配せずに、今を充実させることが、ありきたりな答えかも知れないけど、大切なのかもね。

プロテイン工場の様子

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